2012年08月15日

アベニー・パファーの「人工飼料」餌付け作戦

我が家の事情で「活餌はNG」のため、アベニー・パファーには人工餌を食べてもらうしかありませんでした。
そこで、いろいろと試行錯誤して、無事人工餌単独で飼育することに成功しました。

自作フィーダーカップ内で人工餌をむさぼるアベニー・パファーたち(^^)
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参考までに、アベニー・パファーが人工餌を食べ始めるまでの過程を、記録しておきます。

wikipedia(http://ja.wikipedia.org/wiki/アベニー・パファー)によると、食性は「活餌を好む」とあります。
実際に、アベニー・パファーを飼育している人のブログでは、(冷凍)アカムシやブラインシュリンプ、スネール等を与えている人が多いようです。

念のため、アベニー・パファーを購入するお店のスタッフに、何の餌をあげているか聞いたところ「冷凍アカムシだけですね(^^)」との(ある意味当然の)回答。

一旦家に帰り、インターネットでアベニー・パファーの人工餌単独での飼育例を探したものの、見つかるのは人工餌の失敗例ばかり。

あきらめずにしばらく飼育例を探し続けたところ、
「JUN クリル・グラニュール・パファー」という汽水フグ用の餌を食べるらしい、
という書き込みを数件見つけました。

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わたしは、その記事を信じて餌を買い、アベニー・パファーもお店から購入してきました。

餌付け作戦の概要は次の通りです。

第1段階.人工餌を「食べ物」と認識させる
第2段階.試食
第3段階.練習
第4段階.本番

各段階の詳細は次の通りです。

第1段階.人工餌を「食べ物」だと認識させる

■目標

他の魚が人工餌を食べてるところを見せる。

■内容

1日目:買ってきたアベニー・パファーを、一時飼育用のバケツに移し、環境に慣れさせる。
    餌は与えない。
     ⇒バケツにした理由は、投入(後沈下)した餌を見つけやすくするため

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2日目:ダメ元で人工餌を投入してみる。
     ⇒失敗。1匹も寄り付かず。餌はすべてスポイトで回収。

3日目:別の水槽で飼っている元気な金魚(小金)1匹を、アベニー・パファーのバケツに投入。
    2回/日、金魚に人工餌を与えて、金魚が食べるところを見せる。

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第2段階.試食

■目標

お腹を空かせて、人工餌を食べるように仕向ける

■手順

4日目:引き続き人工餌のみ投入。
    アベニー・パファー5匹中2匹が、金魚と一緒に人工餌を食べる。

5日目:金魚を元の水槽に戻し、アベニー・パファー単独で人工餌を食べてもらう。
    5匹中3匹が、人工餌を食べる。

第3段階.練習

■作業内容

アベニー・パファー5匹全員に、人工餌を食べさせる。

■手順

6日目:今までどおりの餌やりを続ける。食べたのは3匹だけ。

7日目:初めて、アベニー・パファー5匹全員が、人工餌を食べた。
    うち2匹は、沈下した餌も食べだした。

8日目:餌やりの直後から、人工餌を食べるようになった。

第4段階:本番

■作業内容

アベニー・パファーを、飼育用の本番水槽に移し、その環境で人工餌を食べてもらう

■手順

9日目:アベニー・パファーを本番水槽(ビン)に移す。餌は与えない。

10日目:人工餌投入再開。
     5匹中4匹が食べる。食べなかった1匹は、気後れしているように見えた。

11日目:全員、人工餌を食べるようになった。
     ただし、沈下中の餌は食べても沈下した餌は見向きもしない。
     残餌の処理は今後の課題。

XX日目:自作フィーダーカップを作成し、その中に人工餌を投入する。
     沈下した餌も食べるようになり、水槽内の残餌が激減。

以下、現在の餌やりの写真です。

自作したフィーダーカップ。ビニール被膜の針金でビンから吊るしています。
側面には「牧場の朝」というステキな名前と、かわいいウシさんが書いてあります。
そうです、素材はヨーグルトのカップです(汗)。
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フィーダーカップを浮かべた直後から、お腹を空かせたアベニーがカップ内に入ってきます。
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餌を投下すると、即座に食べ始めます。
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5匹が入り乱れて人工餌を食べ漁ります。
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食事後。餌のカスだけが残るので、フィーダーカップを引き上げて中を洗います。
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飼育開始から11日目で、餌付け作戦が成功しました。

水槽よりも過酷な自然環境において、「定期的に自分の好物を食べられることは稀」なので、空腹等なんらかのきっかけで人工餌を食べてくれると考えていたので、結果的にその考え通りになったことを喜んでいます。

これからも、5匹のアベニー・パファーを愛情を持って飼育していこうと思います。

posted by amsh at 16:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | 熱帯魚飼育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アベニー・パファーを飼育中!

我が家では、少し前からアベニー・パファーを飼育しています。
手狭な環境なので、ちょっとかわいそうな環境ではありますが、みんな元気に過ごしています。

やっと、水槽の環境が安定してきたので飼育環境を記録しておきます。

飼育環境

飼育数:アベニー・パファー5匹(オス2匹、メス3匹)



    フネアマガイ1匹(コケ取り要員)



水草等:アヌビアス・ナナ1株



   ウィローモス付き流木



   ミクロソリウム プテロプス



水槽:セラーメイト4L



底砂:コトブキ ドクターソイル 800g



照明:近くの水槽の漏れた光と室内の蛍光灯。

通年の温度変化の範囲:17〜32度

温度調節:自作の冷却用ファン(PCのケース用ファン8cm)

餌:人口餌。商品名は「クリル・グラニュール・パファー」。
  活き餌は無使用。



水槽の全景

写真では分かりずらいのですが、水はキラキラ輝いています。

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メンテナンス

水換え:なし。足し水(水道水)のみ。添加剤不使用。

エアレーション:あり。ブリーディングフィルターSS使用。

餌やりの頻度:1回/日。

1回の餌の量:付属のスプーンの約1/3程度を5回に分けて。

餌のやり方:自作フィーダーカップを浮かべ、その中に餌を投下。
      食事終了後、フィーダーカップを引き上げて残餌を回収。

底砂の掃除頻度:適宜実施。
      コケの発生具合や水質悪化のタイミングで判断。おおむね1ヶ月おきごと。

底砂の掃除方法:スポイト(5ml)で底砂を軽く動かして浮いてきたゴミを吸い取る。続きを読む
posted by amsh at 14:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | 熱帯魚飼育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする